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「いい音にしてください」の誤解とエフェクトの心構え

ミックスダウン(トラックダウンとも言う)を頼まれる時に言われる言葉に「いい音にしてください」というのがあります。でも残念ながら録音してしまった音をいい音にすることはできません。
話の流れで「はい、任せてください」などと私も答えたりしますが、録音して何もいじっていない音が、音質としては一番いい状態のはずです。
だからこの場合の「いい音にする」というのは、実は使い方が間違っていると思います。この言葉をあえて言い換えてもらうとすると「聴きやすくしてください」になるのではないかと思う。
イコライザーやコンプレッサーをかけて、メリハリをつけるといい音になったように感じます。でもこれは誤解で、加工することによって音質は確実に落ちているのです。ただ聴きやすくなったり、メリハリがついたりするといい音になったように感じるのは事実です。
ここで大切なのがエフェクトをかける時、常にこの音質の低下と「聴きやすくなった感」をてんびんにかけて行うということです。
聴きやすくならないからといって、どんどんエフェクトをかけていくと音質がどんどん落ちて、素の音に戻したほうがよかったなんてことになってしまいます。
レコーディングにおいてエフェクターを使う時は「いい音にしている」のではなく「聴きやすくしている」ということを心の片隅に置いておきたいものです。

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