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阿久悠の日記本から学んだこと

ふたたび、阿久悠さんの著書「日記力『日記』を書く生活のすすめ」(講談社+α新書)について書きたいと思います。
今日は気になった文章を引用したいと思います。

 時代の風を読むということは、そのとき流行っているものをとらえるということではないんです。ましてやブームに乗って、それを書こうとするものでもない。むしろ、その逆で、今は人気がないけど、それは大事なことではないか、耳をすませばその声が聞こえてくるのではないか、ということのほうを大切にするべきです。

これをそのまま実行するのは、私にはちょっと難しそうです。今人気のないものに目を向けるというのは、難しいことだと思うのです。
どうしても流行っているものが目にとまり、耳に入ってきます。

今人気のないものというのは、今存在感が薄くなっているものだと思うのです。そういうものに目を向けるのは、何倍も労力がかかるでしょう。

それにただ漫然と日常を送っているだけでは、そういったものには普通は気付かないものです。
でも、今流行っているものと相反しているものについて考える、ということならできそうです。
流行っているものに流されることなく書いていこう、というくらいの意識でいようと思っています。

 大好きなものはこれ、絶対に嫌いなものはこれ、ということがわかるかどうか、簡単なことのようですが、大事なことだと思う。日記をつけるという行為は、「自分のことがどれくらいわかっていますか」という確認でもあると思いますね。好き嫌いの感覚は大事にしたほうがいい。ただそうはいっても、「これはあなた、修正しなければ生きていけないよ」ということであれば、どうやって修正しなければならないのか、日記を書き続ければその手だてを見つける手引きにはなるんじゃないでしょうか。

「自分自身を自分が理解するための手助けにしたい」というのが、私がブログの記事を書いている最大の理由だと思っています。
好き嫌いの感覚はもちろん、自分の生き方など、書くことによって考えをはっきりしたものにすることができます。

それによって改善点、修正点に気付いたり、新たないい考えが浮かぶこともあるのではないかと考えています。

天候にしても何にしても、「昨日」と「今日」が劇的に違うということは、ほとんどない。気温にしても、せいぜい一度とか二度の違いです。ところが、一週間経ってみたら、何度変わっていたかということがわかる。このことこそ、日記の価値のあるところだと思います。  天気や気温の変化ばかりでなく、正義感であるとか、幸福観が変わっていく様さえも読みとることができます。同一人物であっても、そのいい回しは、日々微妙に変化していく。あまりにも微妙な変化であるため、その場では気がつかなくて当然でしょう。日記をめくって振り返ったとき、初めてそれがいつごろから、「あっちからこっちの線に移行してたな」ということに気がつくのです。

この文章は、長い間日記を書きつづけてきた人だからこそ、出てくる言葉だといえるでしょう。

私は長く書きつづけることによって変化に気付く、という経験がありません。だからブログを長く書き続けて昔の記事を読んだ時に、変化した自分と比較する日が来るのを楽しみにしています。

そこまで達するには、いったいどれくらいの年月が必要なのでしょうか。とにかく今は続けるのみと感じています。

 続けることがなぜ大切なのかというと、続けることによって違う方法論を編み出さなければ続かなくなってくるということなんです。また、続けることが一つの刺激にもなってくる。継続のためにおりおり新しい方法論を考える、自分を刺激する努力をする

幸いにも、私はまだ違う方法論を編み出さなければいけない状態には、なっていません。
「継続のためにおりおり新しい方法論を考える、自分を刺激する努力をする」ということは、無意識のうちに実行している気がします。
これを実行するだけでも、毎日が少しおもしろくなっているのが感じられます。

いろいろなことに対してアンテナを張る。受信したものを深く追求してみる。
それがこのブログの今のスタンスです。とりあえずはこの方法でいこうと思っています。

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