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アーティストの単発契約は悲しいことなのか?

今日は久しぶりに音楽の話題である。
本当は音楽メインのブログにしたいんですけどねぇ。

たまに見に行くブログに「音屋さんと呼ばれる職業をご存じですか?」がある。
元レコーディングエンジニアの私としては、気になることがいろいろ書かれ考えさせられることが多い。

そのブログの今日の記事が悲しい日本の音楽業界の衰退 音屋

日本の音楽業界のどこが悲しいのかというと、その記事はこのように書いている。

一昔前のレコード会社の場合、アーティストを発掘したらアーティスト契約を結び、たとえば3年間で何枚のシングル、何枚のアルバムといったものが多かったのですが、最近は1ショット契約が中心となっています。1ショットというのは、1シングル、1アルバムに対し契約を結び売れれば次、売れなければおしまいというものです(悪い言い方をすれば...)。

これって本当に悲しいことですか?
一発屋は一発で、さっさと身を引いてもらいたい私にとっては、ちっとも悲しいこととは感じられない。

貯めておいた作品を出しつくし、なかなかいい曲ができないけど契約だからと無理やり作品を作り、本人が納得のいかないものを発表する。
こんな状況のほうが、よっぽど不健全だ。昔はそういう作品が多かったように感じる。

聴くほうの側からすれば、いいものだけを発売してほしいのだ。
何回か聴いただけで飽きられ、中古屋に売りに出されてしまうようなものを、メジャーなレコード会社から発売してほしくない。
だから乱発するのではなく、本物をていねいに作ってほしい。
(残念ながら乱発は減りつつあるが、ていねいに作られているものは相変わらず少ない)

単発契約は真剣勝負になるから、いいものが生まれやすくなるように感じるが、実際はどうなのだろう?
私としては、いいものができたから、またはできそうだから契約する。その時点ではじめて契約が成立する。
それが本来のあるべき姿だと感じます。
どんな業界でも契約って、そういうものですよね。

さらにこんなふうにも書いてありました。

自己満足でやっているミュージシャンは別ですが、世の中に自分のムーブメントを起こしたいと思っているのに、使い捨てのようなこの状況は決していいものではありません。

ムーブメントの起こしかたは、とても多様化しています。
ついでにレコード会社がムーブメントを起こすことが少なくなっています。(というか起こせなくなってきている)
ムーブメントを起こせるアーティストって、どんな状況でも起こせるような気がします。(それが才能なんだと思うし)
だからレコード会社との契約で、そんなに大きく変わるとは思えないのです。

いろいろ書きましたが、引用した記事をけなしているわけでも否定しているわけでもありません。
私はごく当然の考え方だと受け取っています。

ただこれを機会に、アーティストにとって契約とはどうあるべきなのか、ということについて一度真剣に考えてみてもいいのではないでしょうか。
いい作品、時を経ても聴きつづけられる作品。そんな作品が作られることを願ってやみません。

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